術後1週間

2022年3/31(木) 曇り雨

 

手術は3/22にあって無事終了。
病室に戻る時にはすでに意識はあってぼーっとしていたが無事生還。
このご時世なので家族は手術室だけの立ち会いが可能で、面会は禁止。
部屋に戻って最初に感じたのは痛みより空腹でしたw

 

ファスティング(オートファジー)をやってるので1日くらいいけるでしょと思っていたけど流石にきつくて夜中もずっとお腹はグーグー鳴ってました。次の日の朝ごはんは身体に吸収されているのが実感できるくらいでした。※親族曰く「ご飯のお供を必ず持参しろ」と言われたのでご飯ですよを持参。⇦必須w

 

膝周辺の痛みも確かにありましたが、手術で切った部分は小さくすぐに痛みは治まりました。むしろ浮腫みの方が大変で夜寝る時は左足だけコの字のクッションの間に脚を入れ動かないようにしていたんです。何が辛いかというと睡眠中に寝返りをしたくても出来ずに背中が痛くなることで、どうにか傾けて型にはまると寝れるみたいなベストポジションを探す毎日でした。

 

そして昨日3/30(水)にリハビリ用の装具装着の許可が降りて、1/2荷重(体重75kgの半分37.5kgの体重を左脚にかける練習)と膝90度曲げるリハビリがスタートしました。

 

また、この日から1週間ぶりにシャワーに入れたのもすごくいい気分転換になりました。

 

まだまだリハビリは始まったばかりですが、担当医、その他医療スタッフの確実なサポートのおかげで順調に進んでいます。本当に感謝しかありません。あまりベッドにおらず談話室で景色を見ながら過ごす方が多くどこ行った?みたいな感じで申し訳ないが、そこはお許しを。

 

何故、この忙しくなる時期に手術の判断をしたのはまた次にでも書かせていただきます。では!

 

 

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下ノ廊下 DAY2 「日電歩道」

12/13(水) AM4:00起床

降りしきる雨。
止む気配は全くない。
メンバーそれぞれのテントからガスバーナーの音が聞こえる。
寝坊した人はいないようだ←僕が一番危険w

 

自分もガスストーブでお湯を沸かし、暖かいスープを飲んで身体を温める。
この時期にしては暖かい雨で全く寒くなかったのはラッキーでした。
次にご飯を食べるのにお湯を沸かしながら散らかった荷物の整理を始める。

 

シェラフに、SOLのビビィに、エアマットを袋に押し込み、ザックに詰めていく。かなりの湿気具合で重量が・・・

 

食事が終わりテント内はほぼ片付いて後はテントの撤収のみ。
強雨のせいで「よしっ!出よ!」という気になかなかならない。

 

そんな中、隣のOKA-Mountainが一番に外に出たのでそれにつられて自分も気合い入れて飛び出し、テントの撤収を開始した。

 

べちょ濡れになりながらの撤収は大変だがテムレスがあると不快な感じはなくスムーズに片付けることができた。

AM5:10 阿曽原温泉出発。

 

 

AM5:50 仙人谷ダム

突如現れる建造物。
作業員の方が朝食の準備をされていた。
外で準備されてる方にご挨拶。

 

 

ここからダム内に突入。
ドラクエのダンジョンさながらだが、標識はあるので問題なし。

 

 

下ノ廊下に来ているのに人工物内にいるという違和感。
発電所内を探検している気分。
ホント凄いところに施設がある。
当時の作業員の方の苦労を考えると感慨深い。

 

 

扉を開けると面白い流れをした滝が。

 

 

 

堰堤を渡りダムの全容を撮影。
ここから吊り橋を渡るまでは車両が通れる作業用道路を歩く。
それにしても雨が止まない。

 

 

レンズの水滴を拭き取っても全然キレイに撮れない、、、
遠くに滝が見える。沢登をかじってからはやけに気になる存在になった。

 

 

 

吊り橋を渡ってから急登が続く。
足元隙間だらけですが、とてもしっかりした吊り橋です。

 

 

黒部川第四発電所の送電線出口。

 

 

普段は流れていないような場所からも水が・・・
傘を持って行きましたがここでは使用しておりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

S字峡付近

 

 

 

岸壁にはしっかりとステンレスワイヤーが張られていてとても安心です。

 

 

AM7:50 十字峡

吊り橋より剱沢方面を撮影。この先に前人未到だった剱大滝がある。
流石に水量が多すぎてちょっとそこまでの気にはなれない。
※実際の入渓ポイントは高巻きしてからなのでここからは確認できない。

 

 

吊り橋を渡ったところで小休止。
今回の行動食で活躍したPOW BAR。

 

ここで十字峡を間近で見れるルートにピンクテープが付いているが結構岩場は滑るし急斜面。本ルートではないので間違って下る人は気をつけて。

 

 

 

 

 

 

 

十字峡全容。
間近で見ると自然の圧倒的なパワーに胸躍ります!

 

 

 

 

AM9:00 白竜峡
十字峡から1時間ほどで白竜峡の入り口に。
自分的にはここから黒部別山谷までの区間が大きなハイライト。

 

 

 

 

 

 

白竜が空に昇っていくように見えますねー。当時の作業員もこの辺りでちょっと疲れて幻覚を見たのかもね。

 

 

 

 

滝アトラクションか!

 

 

 

 

 

なかなかの絶壁ですがちゃんと歩けるようになっています。

 

 

 

ここら辺はとても気分が上がりました!

 

 

 

至る所から滝が・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この岩を砕いて道を作る。想像しただけでも果てしない。

 

 

 

 

 

 

 

 

濡れないように歩くと逆にバランスを崩しやすいのでガンガン川に入る。

 

 

 

難所はクリアしたので後は黒部ダムへ向かうのみ。

 

 

 

途中ティラミスみたいな雪渓を見つけて撮影する人。

 

 

 

2021年10月中旬ごろ、紅葉には少し早かったが綺麗に色づき出していました。

 

 

 

こういった気遣いにも感謝です。

 

 

 

ホントどこもかしこも水場だらけなので水には困りません。
※濾過器推奨

 

 

標高が上がるにつれて紅葉はさらに綺麗に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダムまでもう少し。

 

 

 

 

AM11:50 黒部ダム手前の渡渉地点

勢いよく放水されていたが川の水量は普通。

 

ここを渡って急登を登ればゴール。

 

 

そしてダム内部へ。

 

 

 

 

PM12:20 ダム駅到着。
ここからは観光客も増えて雨にもかかわらず賑わっていました。

 

 

時期によって「観光放水」されているそうです。

 

 

 

 

ランチは名物「ダムカレー」で〆ました。(グリーンカレー)

 

DAY2は初日に比べて距離も長く登りも増えますが1200m程度の登りなので普段の山行から考えると問題なし。ただ急登とアップダウン、濡れた岩場なので気が抜けないシチュエーションが多いのは確か。これだと下ノ廊下全行程が危険箇所になってしまうのでそういったアドバイスは逆に腰が引けてしまうのは危ない。
こまめに休憩しながら、カメラを撮るときは安全を確保した状態でとか、すれ違う時は少し戻る気持ちの余裕とか、慌てず対応できれば上級者でなくても問題ないと思います。

DAY1のスタートはどちらがいいかの感想ですが、やはり徐々に標高を上げることで木々が色づく雰囲気が好きなので欅平スタートが良いかなと。ただし、普段の練習として荷物を持って歩くことが必須です。

最後ロープウェイから見る景色が一番紅葉していてめちゃくちゃ綺麗だったのはオチですが笑
次は晴れた時にでも。

 

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下ノ廊下 DAY1「水平歩道」

今回のルートは電鉄富山駅周辺のパーキングを起点に下ノ廊下を歩き、欅平駅〜黒部ダムまでの約30kmを1泊2日で。

 

紅葉のタイミングには少し早く、両日ともに雨予報。
それでもいつか訪れたい場所だったので予定通り決行へ。

 

10/23(火)くもり雨

 

電鉄富山駅周辺には始発前に到着していたが、仮眠で寝過ごすいつものパターン笑。一本遅れで乗ることになったが、到着時刻は同じだったので問題なし。

JR富山駅はリニューアル工事が進んでいてすごい立派。

 

 

 

雰囲気のあるレトロな電車。
製造は自分よりちょっと年下でした。

 


電車に揺られること約2時間で宇奈月駅に到着。

雨で平日にもかかわらず登山客、観光客はちらほら。
団体のグループもいたのでスタート地点は賑やかになりそうだ。

 

ここから黒部渓谷鉄道のトロッコに乗り換えて欅平駅へ。

 

 

雨はポツリポツリと降り始めていたが、歩くには問題なさそうな小雨。
トロッコに揺られながら景色を見る。これはこれで電車旅を味わえる貴重な体験。紅葉が進んでいたらもっと混んでると思いますが。

 

 

釣りの人も多いみたい。

 

途中車輪が空転して坂を登れず一旦バックするトラブルもありましたが、トロッコ列車に揺られての1時間20分は最高でした。そして終着駅の欅平に到着。

 

欅平駅に到着してから改札ですぐに手渡された1枚のパンフレット。

 

 

今回の山行中ずっと持ち歩いていたのでクシャクシャになってしまったが、自分たちがスタートした前日にも滑落による死亡事故が発生したと地元のボランティアの方が注意喚起されていた。

 

一般的には上級者コースに設定されているが実際に歩いてどう感じたかはまたDay2で。

 

出発までに腹ごしらえをして、売店で明日の朝メシと阿曽原温泉で乾杯するビールを購入。なめこ蕎麦美味しかった。

 

ここで本日の行程。

今日は比較的距離は短く13kmほど。
スタート直後に急登はあるがあとは水平歩道をひたすら進み続けて阿曽原温泉がゴール。

 

AM10:00前にスタート。
最初はレインJKを着ていたが20分も経てばムレムレ状態に。

 

 


雨も小康状態だったのでここでレインは脱ぎました。

 

 

ここからは上級者コース。

 

 

 

 

送電線の管理道だけあってすぐ横でジリジリ音がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅葉もちらほら。

 

 

 

この状況だと頭から出るバックパックだと引っかかります。
壁づたいにステンレスワイヤーが張っているので安心。

 

 

ここもワイヤー。

 

 

 

ここにも。

 

 

水平_______。

 

水平________。

 

すごい水平_______。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すごい管理道ですよね。

 

 

大小さまざまな谷を通過するので濾過器があればどこでも水は汲めます。なので欅平からここまで水は600ml麦茶のみでした。軽量化も図りやすいルート。

 

 

 

小屋が!

 

本日テント場は我々のみで貸し切りでした。
ここに来て今日いちの強い雨。

 

小屋の方に「この雨だけど温泉行くの?」って言われましたが「いきます!」と即答。親切にも傘を貸してくださり感謝。テン場料金1,000円と入浴料800円を支払い(お釣りが出ないように)ちょっと雨が弱くなるのを見計らって大急ぎでピッチング開始。

 

 

3人とも無事設置完了。
今回はフロアレスのディシュッツプラスタープで。
フロアにはマタドールのブランケットを敷いてOMMマウンテンレイド1.6にKlymitのイナーシャ、シェラフカバーにSOLのビビィを。

 

気温は高めで10℃以上あったので全然寒くなく快適だった。
途中風が吹いた時に結露していた粒がミスト状になって顔全体に降りかかって保湿をしてくれたのには笑うしかなかった。

 

 

人によっては濡れた状態で寝袋に入るには抵抗があるみたいだが、化繊寝袋は濡れてもあったかいのでいつも靴下だけ変えてあとはそのまま自分の体温で乾かす作戦。今回ワセリンを忘れたのでふやけた足になってしまったのは反省点。
虫もまだまだいたので虫除けもこの時期でも必須。

 

セッティング後はここから温泉へ。

 

立派なお風呂。温度は適温でずっと入ってられる感じです。

 

 

 

宇奈月ビールで乾杯して今日の締めくくりとなった。

風呂上がりに小屋に酎ハイを買いに行って、各自のテントで晩御飯。
つまみを食べながら明日の起床時間を4:00にして5:00スタート予定とした。

 

途中3回トイレに行ったが酒の飲み過ぎ注意です。

 

今回初登場したTILAKのVEGA SHAKEDRY JKは大変調子が良く蒸れにくかった。トレイルランニングで実績がある素材だがデメリットである耐久性に関しては重たいザックで肩の消耗が気になるところだが特に問題なく過ごすことができた。
暑がりの自分にとって雨が降るか降らないような状況だと衣類内が蒸れ出すのでダブルジップ構造で下から全開にしておけばしっかり換気もできるのもプラス要因。SHAKEDRYのパンツが出れば絶対売れるだろうな。
DAY2に続く・・・

 

 

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槍ヶ岳 北鎌尾根 DAY2

北鎌尾根2日目。
2021/8/24 AM4:00

昨晩はアドレナリンが出まくっていたのか交感神経優位の状態でとても眠りの浅い夜でした。
どんな状況でもリラックスできる環境づくりをできないと疲れが溜まっていく一方なので反省。

テントに叩きつける風の音と振動、明日体験するであろうスリルのある岩登りのイメージなど色々緊張することが多い夜だった。

目の前にある北鎌独標はガスがかかったり晴れたりを繰り返している。
天気はなんとか夜まで持ちそうだ。

 

早速朝食の準備に取り掛かるがイマイチ食欲が湧かない。
それでも食べないと後半の踏ん張りどころで元気がなくなるので、
ZIPロックに入れ替えたバリバリに砕いた日清どんべいを取り出し湯を注ぐ。
出汁が身体に染みてあったかい。
消化のいい物って大切だな。

 

さて本日の行程。
独標手前のP9あたりから槍ヶ岳まで直線距離で2kmほど。
しかしこの2kmを侮るなかれ。

 

なんせいきなりの独標はトラバースせずに直登を選択するHaru氏なのだ!
グレードはⅢ〜Ⅳですが本日アルパインデビューの我々としては緊張度MAX!

赤の点線は実際に攀じたルート。
普通は千丈沢側をトラバースみたいです。

 

 

AM5:30 行動開始。

 

 

 

 

 

※赤の点線は登攀ルート。

不安定な根っ子の上を歩いてまずは取り付きまで。
アンカーを構築してセルフビレイ。

 

 

ここでの写真が全くないのはギアのセッティングで余裕がないということです笑

そりゃ命優先なのでそうなりますよね。

 

第1ピッチHARU氏リードで私がフォローに。

 

出だしから壁に生えてる木をガシッと掴んでモンキークライム的な野性味溢れるパワフルなクライミングでスタート。

 

なんなく終了点に辿り着きセカンドは私の番。
ぺツルのマイクロトラクションを駆使して登攀開始。
フォールした時にしっかりブレーキが効くことを確認して登り出す。

 

高度感はあるが難しい感じはなかった。
ただフリーで行く気はしないが。。。

 

ラストOka氏の登攀時に撮影ができた。

残置スリングを回収しながら登るOka氏。

 

独標手前まで3ピッチでいきました。

 

 

 

 

高度感サイコー。

 

 

 

 

 

 

 

 

3ピッチ目終了点にて。
ここまできて安堵の表情が伺える一瞬。

 

 

 

AM8:00 独標手前ハイマツの中を進む。

 

 

 

独標を越えてからはアップダウン、トラバースが多くルートファインディング必須。踏み跡を追いがちですが、基本尾根を外さずに行けば問題ないかと。

 

 

 

 

 

 

 

足元ザレザレ。

 

 

3点支持を確実に実践していれば問題なし。

 

 

西鎌尾根方面。

 

 

 

時よりガスは発生しているが雨は降っていない。

 

 

 

北鎌尾根からだと小槍がよく見える。

 

 

 


うん!頑張る!

 

 

 

PM12:30 北鎌平。
独標の直登、トラバースのルーファイミスからの復帰に結構時間がかかってしまった。

この時点で登頂してからの小槍に行けるかどうかが微妙に、、、
行けて小槍のみチャレンジか。

 

 

自分の生前に設置された看板を見るだけでなんか勇気をもらえる。

 

 

 

ラスボス、チムニーの手前も直登。

 

 

 

ラストのチムニー到着!

 

 

 

フリーでも行けそうだが、無理せず確実な方法で。

 

 

 

 

次にセカンドで自分の番。
なんなく登れてラスト頂上直下も直登ルートで登りたかったが岩が脆く下に登山者の方もいたので無理せず巻いて登頂。

 

 

 

 

ラスボスをクリアしたOka氏。ええ顔してます。

 

 

 

あと少し!

 

 

 

歓喜の一瞬。

 

 

 

 

PM15:20 槍ヶ岳山頂。
北鎌尾根、無事終了。
時間的に小槍は断念する結果になりましたが、内容の濃い山行でした。
気が抜けないルートではありますが、バリエーションを目指す人はぜひチャレンジを。

 

 

 

PM16:00 下山開始。
飛騨乗越より飛騨沢へ。
雷鳥の親子が見送りに来てくれた。

 

 

ちょうどこの辺りから雨が降り出す。
今回の山行は立ち上がりと終わりで雨が降り、核心部は晴れといういつもの逆パターンだったので不思議な気分だった。

 

沢の増水も気になったが、新穂高までのCT6時間を55%で下って19:00過ぎにゴール。

営業している温泉を見つけるのに苦労したが帰りの道中に高山に寄って温泉で身体を癒し、ラーメン食べて帰路へ。
怒涛の2日間。
共に過ごしたメンバーに最大の賛辞と感謝を!

 

 

 

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槍ヶ岳 北鎌尾根 DAY1

2020年の8月に予定していた槍ヶ岳・北鎌尾根。

初バリエーションということでロープワークやギアの使用方法など覚えることは山ほどあったが天候不順のため敢えなく延期に・・・

 

そして2021年8月。
再びチャンスが巡ってきた。

 

ただし日程は予備日入れて2泊3日。
実質的には1泊2日の結構ハードな行程なのだ。

 

出発は日曜日の店舗営業終了後の21:00。
月曜日の新穂高温泉4:10にタクシーを予約して上高地に送迎してもらう予定。

 

現地には2:00前には到着していたので軽く仮眠。
月曜日は行動時間が長い分、ここでしっかり寝れるかがポイントになる。

 

3:30に目覚ましかけて、朝食を食べながら準備をと思っていたが誰1人起きる事なくタクシーが到着、、、汗

 

慌てて起き出して準備が始まる。こういう時はだいたい何かを忘れる恐れがあるので一つづつ確認しながらパッキング。

 

運転手さんに車内で朝食を食べていいか許可をもらって乗車。
この時点でパラっと雨が降り出す。
車内では運転手さんと今回の行程の話や天候の話などで盛り上がる。
釜トンネルのゲートが開くのはAM5:00でその15分前には到着していた。

 

しばらく待って5:00にゲートが開いていよいよ上高地へ。

天候は回復というよりかはむしろ悪化、、、
途中で雨は止む予報だったので気にはしていませんでした。
現場はこんなんですが・・・

 

 

といって小康状態になるのを待つわけでもなく本日の目標地点へ向けて5:30に出発。※目的地は北鎌尾根、独標手前の天狗の腰掛け付近。


初日の距離、獲得標高は上記の通り。
行動時間は約13時間かかっています。

 

まずは横尾までの平坦なルートを行く。

7:40横尾
2時間くらいで来れた。
後半の登り返しの時間に余裕を持つとなるとここでしっかり時間短縮することが必須。

 

 

そして雨が止んだ。
3人がそれぞれ違う雨雲予報をチェックしてあーだこーだの情報交換は正確だったみたいだ笑

 

 

8:50槍沢ロッジ

ここでもしっかり時間短縮できた。

 

 

小屋スタッフの方に差し入れいただきました!
ありがとうございます!

 

 

10:00乗越沢分岐

ここまで良いペース。
ここから水俣乗越まで一気に登る。

 

メンバー3人とも少々眠いが天候が回復したことで元気度アップ⤴️
やっぱり景色が良いと気分もあがる。

11:00水俣乗越
途中 oka Mountainさんにロープを持ってもらう。(お互い協力して担ぐ作戦)

 

 

ここまでは一般登山道で問題なしでしたがここからバリエーションのはじまりなので再度集中して準備。行動食を食べてお腹を満たし、ハーネスやヘルメットを装着する。

 

ここから北鎌尾根を左手に眺めながら天上沢を下っていく。

乗越直下の斜度が急なのでそこを越せばあとは九十九折で道が付いていた。

 

ひたすら下る。

 

 

左手に北鎌尾根を眺めながら下るので景色は最高だ。

 

 

さらに下る。
次の分岐点となるのが北鎌沢への入り口。
標高で言うと約1,800m付近。

 

13:30北鎌沢出合
ようやく到着。足元が悪いので気を使いながらゆっくりと。
ここでタイムスケジュールより30分遅れる。

 

「水美味い!」とハルヒ氏。

 

天上沢は水飲み放題。
明日は稜線での水補給はできないのでどの辺で水を汲むかの判断も重要ポイント。
それぞれMax4ℓは入る容器を持参してきた。ここまでは1.5ℓくらいの消費。

 

1時間の休憩のあと、いよいよ本日の核心部分へ。

スタートから簡単な沢登りといった感じ。
途中左俣の分岐があるが右俣を直登。
ここを間違うと通称”北鎌ホイホイ”の餌食になる。
※実際は分岐が多いので全てにおいてルーファイは必須。

 

なかなかの急登に写真を撮る余裕もないが後ろを見渡せば東鎌尾根の絶景が広がる。

 

途中まで行けばコルを目印にしてあとはひたすら登るだけ。
道中草むらで滑落(少し)があったが大事には至らず。

 

流石の急登でした!

 

 

 

 

16:30北鎌のコル
ゼーハーゼーハーで何とか登りきりました。
上部まで水は出ていたので2/3地点くらいで給水しました。

 

 

 

 

17:00休憩を終えて出発。
本日の寝床まであとすこし。

 

尾根上は狭かったりするが、特にルートミスすることなく進めた。

 

途中景色の良い場所に抜けたのでしばし撮影会。

さすがプロカメラマン!
撮影してる時のオーラがハンパねぇw

 

 

 

 

手前が硫黄岳の稜線。
奥が水晶岳方面。
素晴らしい景色が広がっていました。

 

 

 

17:50 北鎌独標を視界にとらえた!
本日のゴールは目前。

 

 

今日の行程を振り返りながら歩く。
テント場まであと少し。

 

 

 

18:00 夕陽に導かれるように進む。

 

 

18:30 天狗の腰掛け付近到着。

ここで1日目が終了。
メンバーで記念撮影といきたい所だが、風もまぁまぁ強いし、暗いし、
各自休む暇もなくテントの設営スタート。(要は早く風を防ぎたい)

私はクロスオーバードームF(2G)
狭い稜線でも難なく張ることができた。飛ばされることがないようにスリングを木に結んでカラビナで固定。

 

 

その後、ファイントラックのツェルトに集合して皆でお酒で乾杯。
つまみやアルファ米を食べながら今日の振り返り。

 

 

1日でここまで来るのは大変でしたが目標通りの行程。
身体へのダメージは大きかったように思う。
寝不足もあったと思うが無理せず一般的な2泊3日の行程で計画するのをお勧めしたいと思います。

 

宴会後、テントに戻りすぐに濡れた靴を脱ぎ靴下を交換。
靴はインソールを出して飛ばされないようにしつつ風で乾かす作戦。

 

テント内では少し足の寒さを感じたのでテムレスを履くと一瞬であったまった。

 

テントに叩きつけるバサバサ、ビュービュー鳴る風の音を聞きながら就寝。
明日は4時起きの5時出発予定。
起きれるのか俺?w

 

 

 

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ハンモックオーバーナイト、焚き火、酒。

先日6/6(日)に初めてのハンモックオーバーナイトをやってみました。

 

場所はホームと呼ぶにはちと遠いが車で1時間くらいなので営業前にトレランとか樹氷をみに行ったりできる場所「明神平」

日曜日の営業終了後に大又の林道終点に車を停めて21:00ごろスタート。

 

明神平までは何回か渡渉を繰り返しますがスタートから3kmほどなのですぐ行けるのもポイント高。水は道中で汲むのでスタート時は500mlで問題なし(水量豊富)

目的地に到着したのは23:00ごろ。

ハンモック4つが上手く正方形になるような場所を探しつつ、設置開始。

ハンモックの設置は基本しゃがんだりする動きが少ない分、テントより設置は楽でした。
まずは本体、バグネット、そしてタープといった順序で。
今回私が設置したのはenoのバグネット付きのハンモックで、これだとハンモックとタープだけで設置OKです。

各自問題なく設置できたので焚き火の準備をスタート。

焚き火台は軽量モノラルを使用。

これが前日の雨で湿気ている木を燃やすのは手間でしたが、何とか着火。

 

 


ハンモックに焚き火。お酒を嗜みながら会話も弾みます。
みんなカメラ好きで一眼からレンズに至るまで話は尽きない・・・

 

 

スパイスが効いたグリルチキン。

 

 

サバ缶アヒージョなど。
持参したウイスキーが底をつくまで呑み語り明かした。

 

AM2:00過ぎにそれぞれ眠りについたが、ここでハンモック泊をもっと快適にするために気づいた事が2点あって、
まずひとつは複数のハンモックを同じ支点(木)に設置しないこと。
設置の見栄え的には綺麗なのですが、睡眠中どちらかが寝返りをうったりすると少なからず振動が伝わってきて船に乗っているような錯覚を起こした事。
睡眠中なので普段乗り物酔いをしない自分でもこれはあかんとなったのでそれぞれ別の木に設置することを勧めます。

 

もう一点はハンモックの中にマットを敷く事。
最初は全然なくても寝れたのですが、朝方になって背中面が固いというか生地が突っ張っているのでそう感じたのかもしれません。

基本なくてもいいのですが、もっと快適に寝たいならばエアーマットかクローズドセルを準備した方が良いと思います。

 

深夜にパラっと雨が降りましたが、タープがあれば問題なし。
晴れていれば星を見ながら快適なハンモック泊に。
虫問題は蚊取り線香必須です。

 

 

朝はコーヒーとハチミツバタートースト。
またハンモックの下はシートを敷いていれば雑多な感じでも問題なし。

 

サルノコシカケ

 

 

今回バックパックはblooper back packsのllew25を使用。
結構な食材を詰めていきましたが1泊2日の装備が余裕で収まりました。
比較的低山の紀伊山地ならハンモックファストパッキングも可能ですね。

 

下山時に明神滝を見に谷を登りましたが苔が本当に綺麗でした。
次回ハンモック泊オーバーナイトの開催決定していますのでご興味がある方はぜひチャレンジもしくはご一緒にいかがでしょうか?

 

 

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From Yosemite to 伊勢神宮

2021UTMFまさかの中止でしたね。😅 告知がちょうど1ヶ月前辺りだったので出場される皆さんは最終調整でロング練習を1回はやっておこう的な時期だったと思います。

 

そんな私も大会に合わせて練習を積んでいた1人。中止にはなりましたがやってきた練習は無駄にはならないのでそのままレースに出場する気持ちでロング練を続行しました。しかもソロでw(精神的に強くなるかも)

 

 

今回選んだルートは伊勢本街道。

 

近鉄榛原駅から伊勢神宮(内宮)までの約100kmがメインの参拝道。

 

伊勢本街道とはなんぞやと言うと、その昔伊勢神宮へ参拝する為に整備された道のことで、いくつもの峠を超えていきます。

 

今回はお店から出発してまずは近鉄榛原駅に向かい、そこから伊勢本街道を通って伊勢神宮(外宮⇨内宮)に参拝する目的でスタートしました。

 

その日は朝からMTBでウォーミングアップ程度に身体を慣らすつもりでしたが20kmで登りを頑張ってしまい少し疲労が溜まってしまう。

 

昼に少し仮眠をして、夜9:00時前にスタート。
115kmで累積標高2,000m前後。睡眠なしで動き続けることができれば次の日の昼12:00くらいに到着(15時間目標)予定。天候は晴れ曇りで気温は夜寒く、昼は暑くなる予報。さぁいざ参る。

 

 

店から榛原駅までは竹内街道、東海自然歩道とルートが被ったりしながら東へすすむ。

 

長谷寺近くの化粧坂より。
お月さんが綺麗でした。

 

ここより西峠までのロードの登りが結構きつかった。
(普通に榛原からスタートしとけば良かった的な・・・)

 

22:45榛原駅着。

そこからコンビニに立ち寄りドリンク、行動食などを揃える。
ザックはUTMFでも使う予定だった「ZOMA」。合計10リットルのザックには行動食と到着後の着替え、エマージェンシーにバッテリーセット、水分は1リットル。榛原から松坂までコンビニはないが自販機はあるので水の心配はないかと。

 

行動食はミナト製薬のライスピュレのみたらし団子味ばかり16個一択w
後半は身体が受け付けないと思いましたが期限が。。。

シューズはALTRAのPROVISION。
ランニングサポート機能が備わっており(イノヴァーチ)長距離を走る時の足裏の疲労が出にくいとの事で今回初めて試してみた。それまではロードシューズはTORINが大好きでトレイルでも使っていたほど。

 

23:00榛原駅発。

 

道中舗装された林道パートと標高が上がるとトレイルパートに切り替わる。

 

0:21 石割峠。
この峠が今回のルートの最高地点。
気温は氷点下まではいかないが寒く感じるが動いていれば問題なし。
スタートはTシャツでしたが、次の峠でウインドシェル着ました。

 

ここから山粕峠、鞍取峠、桜峠、牛峠、岩坂峠を超えて三重県に突入。

 

AM4:00 三重県に突入。
峠は終わったと思っていたがここからあと2つ大物が残っていた。


後半になるに連れてフラットになって行くので峠はマイペースで後半ロードでペースをあげて行くのが上手く走るコツかと思いました。

残りの飼坂峠と櫃坂峠は当時から難所と恐れられていたようで・・・
傾斜はありますが普段からトレランしてる方だと大丈夫です。

櫃坂峠を超えてからはTシャツ、短パンでRUNスタイルに変更。

 

また今回初めて使用したギアレビューです。
今回こちらのヘッデンを使用。

milestone 「トレイルマスター」

今までのロングFKTやマイルレースではLED LENZER NEO10の使用がメインでした。

使用していた理由は電池一本でオーバーナイトが可能だから。
電池交換などの手間を省けるのと250ルーメンの明るさで14時間使用できることに魅力があったからです。あとこの性能でお値打ち価格。

あえてマイナス点をあげるならば明暗がはっきりし過ぎている事。霧が発生した時など乱反射して前が全く見えなくなる事があった(ハセツネカップ)

 

milestone 「トレイルマスター」は構想3年。プロトレイルランナーと一緒に作りあげたこのモデルは海外メーカーとは違い、よりシンプルな操作性かつ耐久性に優れ、他にない最高のフィット感を瞬時に得られるQDS(クイックダイヤルシステム)を採用している。


明るさ最大850ルーメンを誇り、専用バッテリーにて明るさを確保。
ステイブルモードと不意の消灯を防ぐセービングモードも搭載されています。

主な性能は以下の通り
LED:ナチュラルウォームカラー・クールホワイト(メイン)

明るさ:約850ルーメン(最大・ブースト時)
    約300ルーメン(強)
    
約160ルーメン(中)
    約80ルーメン (弱)

使用電池:専用バッテリー(付属)

電池寿命:約17時間(弱時)
        約7時間(中時)
     約3.5時間(強時)

防水機能:IPX5 (防噴流形)

照射距離:約80m

付属品 :専用バッテリーMS−LB1, USBケーブル, トップベルト

今回使用してみて良かったことは圧倒的な着け心地のよさ。ゴムバンドのヘッデンは使用していくとゴムが伸びてフィット感が落ちていくのに対してQDSはダイヤルを回すだけ。前方はゴムを採用しているが負荷が少ないので伸びにくいです。

 

またウォームカラーとクールカラーを簡単にチェンジできること。霧雨やガスで前が見えにくい状況ではウォーム系のライトの方が見えやすい。この機能が備わっている他ヘッデンはとても少なく感じる。

 

最後にバッテリーの問題ですが、上記の仕様だと80ルーメンじゃないと充電池一本でオーバーナイトが厳しいので予備がいると思っていたのですが、ところがどっこい80ルーメンで充分走れるではないか。
先の道をみたい時にルーメンを上げたりしたが、基本は一番低いルーメンで仕様。夜の9時から朝の6時くらいまで約9時間使用したがバッテリーMAX4メモリ中1メモリしか減っていなかったw

今までオーバーナイトで使っていなかったので完全に実体験不足でした。Nさんこれからこれ使いますね笑。今まで使ってなくてごめんなさい!

AM7:30
飯南町下仁柿。
不苦労、疫病退散!

この時間なのにかなり暑い。

ここからコンビニまでの道のりは陽を遮るものはないロード。
この時期でこれだからGW時期、秋の連休は熱中症要注意です。

 

AM8:35
松坂市 小片野コンビニにて。
睡魔、胃腸の具合、身体のだるさなどが現れてきた。
ここで食べたら復活できると思ってしっかり食べる。

 

スタートして12時間。
ここから頑張れるかどうかが大きなポイントでした。

 

 

が、脱水の症状が出だして全く走れなくなる。
歩いたり、ジョグしたりラスト20kmはとても長く感じるロードになりました。

 

 

 

 

PM12:50 外宮
大きな木のパワーをもらいました!
流石にこのタイミングでTシャツ短パンは浮いてましたw

 

 

外宮を後にしてラスト内宮を目指す。

 

PM13:30 内宮到着。

予定時間をオーバーしたが大きな休憩を取らずに動けたのは今回の収穫。

今後、目標にしているのが24時間で100マイル走ることなのでコツコツと練習積みたいと思います。
伊勢本街道いい路でした!

総距離115km
トータルタイム 16:44:00

 

Yosemite 147-3 Kuzumoto-Cho Kashihara-City Nara Japan 634-0007
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ごあいさつ。

本年はコロナ禍の影響でいつもの日常ではない1年になりました。

 

緊急事態宣言、営業自粛、手洗い・うがい、アルコール消毒、マスク着用、三密を避ける、その影響はアウトドア業界にも。

 

トレイルランのイベントでも消毒や検温など対策をとりつつ活動しているのが現状です。

 

一刻も早い普通の生活が望まれますが、まだまだ油断できない状況が続きそうです。

 

幸いにも野外活動でクラスターが発生した事例は確認できていませんが、withコロナと向き合いながら活動していく所存です。

 

今年はファストパッキングにBCスキー、MTBにトレイルランニングと様々なアクティビティを通してさらにコミュニティが広がった一年になりました。
またSUDT(スーパーウルトラダイヤモンドトレイル)という草レースを初めて主催し、その時に関わってくれたメンバー全員に改めて感謝したいと思います。
※どんなレースかは改めてブログを書きますね。

 

本年もたくさんのお客様にご来店いただきありがとうございました。
また、オンラインでご注文をいただいたお客様ありがとうございました。

 

来年も面白いギアをどんどん提案して参りますのでよろしくお願い致します。

まず新年はクラフトビールの取り扱いがスタートです。

ご遠方の方に奈良のクラフトビールをおみやげにぜひと思います。

 

その他やりたいことはたくさんあるのでその都度ローンチしてい参ります!

それでは良い年をお迎えください。

 

 

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OMM JAPAN 2020 NOZAWA ONSEN 『My Way of straightA』

OMMとは
The Original Mountain Marathon(略してOMM)は「自分自身の山岳スキルをテストする場」として1968年のイギリスで、山を愛する有志たちによって創られました。以来50年以上の間、毎年開催されているもっとも歴史ある山岳レースです。

 

このイベントはあえて気候条件の厳しい時期に、必要な装備を全てバックパックに背負い常に携行し、ナビゲーション力、セルフエマージェンシー力、判断力など、全てのマウンテンスキルを駆使して挑みます。参加者には山岳地を安全かつ正確に行動するための経験、体力、ナビゲーションスキル、野営技術が不可欠であり、まさに「山の総合力」が試されます。

 

FINISHまでの道筋は参加者各々がその時置かれた自身の状況を把握し、自分の技術、体力を見極めながら、前進するか、戻るか。時には過酷な状況下でレースをやめるか、続行するか。常に判断を迫られながら自分自身で行動を導き出します。広大な自然と真正面から対峙しながら、自分の体力、走力、極限の精神状態と向き合いながら、2 日間にわたり繰り広げられるダイナミックなマウンテンレースです。

種目は以下の2つ。

Straight:オリエンテーリング方式を取り、CP(コントロールポイント)を指定された順番に回り、所要時間を競うカテゴリー。今大会よりクラスは(上級者から)ELITE、A、Bとあり、それぞれ距離もCP配置も異なる。

Score:ロゲイニング方式を取り、一定の制限時間の中でより得点の高いCPを獲得するために自由にルートを選択しながら進むカテゴリー。約20ヶ所程度あるCPの得点は異なり(例えばCP1は30点、CP2は10点など)、正確なナビゲーションとルート戦略が鍵となるカテゴリー。

私自身の戦歴として

2015年 嬬恋 score long 30位前後?
2016年 信濃大町 straight long  失格
2017年 野辺山高原 straightB 総合27位
2018年 奥三河 straightA 失格
2019年 霧ヶ峰 車山 score long 48位

※2019年大会よりSTRAIGHT各クラスの表記をイギリスのTHE OMMで設定されているコースレベルを参考とし下記のとおり変更しています。
2018年以前A→2019年よりELITE、2018年以前B→2019年よりA、2018年以前C→2019年よりBに変更。
各クラスの難易度、レベルは昨年と変更はありません。

 

今年はオリエンテーリング初挑戦のNewパートナーを迎えてstraightAでエントリー。
過去straight種目で完走できたのは2017年の野辺山高原のみなので不安要素はあるが思いっきり攻めて悔いがなければそれで良し。

 

過去の経験を活かしつつ走れるパッキングを目指す。
ベースウェイトは4.5kg 食糧は800g 水は例年2ℓくらい持っていましたが600mlのボトル2本のみにして足らない分は沢で汲む作戦。トータルで6.5kgに抑えた。


例年キャンプ地でマイナス5℃くらいまで耐えれていたので大きな変更はないが、今年は1人テントを推奨していることもあり軽量のクロスオーバードームFで設定。←結露はあるが軽量化には必須事項。

 

 

スキー場からの眺め。

 

 

スタート前の準備。

 

 

 

スタート前の緊張の時。

 

 

 

 

スタート1分前で初めて地図とご対面。

 

 

 

紅葉した尾根を降る。

 

 

 

 

最初のコントロールはテンション上がります。
出だしがスムーズだと流れが良い気がする。

 

 

 

 

結構重要なポイント、植生界の間。

 

 

 

 

虹にほっこりした瞬間。

 

 

 

 

初日ゴール。
Day1  16th  5:39:53

下記ブルーラインが実際に周った軌跡です。

大きなミスがひとつ。
コントロール③〜④の林道と徒歩道でどっちを歩いているか混同してしまい逆方向に進むミスで40分のロス。
⑤〜⑥がこの日のハイライト。
急登を選択し最短ルートでピークへ突き進む。道中、紅葉樹の枝はしっかりしすぎてそれはもう大格闘。長い登りが延々5km続きもうお腹いっぱいでしたw

 

 

 

2日目の朝。
巣鷹湖キャンプ場いいところ。

 

 

 

 

夜はずっと雨だったので残念でした。

 

 

 

 

2日目のスタートは6:55〜7:09
今日は雨上がりのトレイルなのでさらに汚れるだろうな。

 

 

 

 

②〜③の間で水を汲む。
濾過器あるけどそのまま飲んだ。

 

 

 

Day2の核心は③〜④
激下りの激登り💦
落ち葉で滑落多数!
植生界の間を行くも実際はとても複雑な場所でした。
バディもええ顔してます。

 

 

 

④〜⑤は分岐から尾根を攻めて1059mの三角点を目指した結果・・・
見つかったけどきっつい藪でした。

 

 

⑤はピーク付近に気を取られて結構時間をロスしましたが

実際は徒歩道すぐ上がった所にあるオチ。。。

 

 

 

 

フィニッシュ前で記念撮影。
Day2  23th  6:24:25

 

 

下記ブルーラインが実際に周った軌跡です。

②〜③のコース取りで少し迂回する場面が2箇所あったのを走力でカバーするつもりでしたがあんまり走れず・・・どのルートを選べば良かったかはチャンピオンルートが公開されることを期待します。

 

トップ選手も今回のコースの特徴は『藪』だと言われてました。
最短ルートで行くと必ず広葉樹が立ちはだかったのですごい時間を取られました。

 

別件ですがここ2,3年はショートパンツで勝負してましたが藪にはやっぱりロングですね笑

straightA総合で15位。
過去5年を振り返って一番良い結果でした。
オリエンテーリングの楽しさがより感じれた大会でした。

 

開催に踏み切った主催者をはじめ地元の方々の協力、そして参加者が融合して素晴らしい大会になったと感じています。野沢とフィールドの素晴らしさを多くの方に伝えていきたいし、また冬にスキーで訪れたいですね。

 

ありがとう!OMM。

 

 

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ようお参り。(備忘録)

実に2014年以来の大峯奥崖道である。

 

今回のチャレンジは無泊で何時間で踏破できるのか?です。
FKT最速は22時間47分で新名健太郎さんがお持ちです。
この記録は到底厳しいので、今回は36時間という目標を立てました。
トレイルを3分割して考えると1パートが30km。1パートを12時間で行ければ36時間になるという計算です。午前中に目的地に到着して日本で一番長い路線バスで帰ってくる予定。

 

前回(2014年)は2泊3日予定のファストパッキング(当時の装備はFPとは言えないくらい重かった笑)で結果は3泊4日に。

 

3日目は21時間連続ハイキングともはや修行でしたが今回はさらに無泊なのでさらに上回るようなチャレンジを目指しました。
装備面から見直して最軽量にすることがこの旅の必須事項になります。

メインのザックはBlooper Back PacksのMIYAMA20ℓ。
その他衣類、着替えなど重量は食糧込で約4.8kg。
これに水分が区間で最大3kg。
第一補給ポイントとして小笹の宿の水場を想定してスタートは2ℓでスタートしました。
なのでスタート時は約6.8kgになります。
後半になれば食糧が減るのでその分軽くなりますが、疲労度合いを考えると前半と同じ感覚になるかと思います。

 

 

 

食糧に関しては約6,000kcal持参。
メインは干し芋で1,800kcalありました。
いざ登りのときにジェル。1,000kcal
濡れおかきは最高に旨い。460kcal
麦茶の粉は終始飲み続けられた。ミネラル豊富。
チキンラーメンはベビスターか柿ピーの方が◯味が濃すぎた。750kcal
アルファ米のおにぎりは水で60分で戻したが味は△やっぱあったかい米だわ。
チョコレート&グミ&羊羹は前半食べていたが後半になると全く手をつけず。1,500kcal
塩飴は結構重要なアイテムだったと思う。400kcal
道中はカフェインの錠剤(エスタロンモカ)
芍薬萱草等
MAGMA
正露丸
を摂取しました。

 

20:00吉野駅着。
ここの待合で最終の準備をします。

水分をボトルに入れ替えて、準備運動して、先ずはウォームアップがてら金峰山寺まで。

 

 

20:30金峰山寺。
何度訪れても気が引き締まるところ。
夜に来ることが多いけど今日はライトアップしてたな。
近々なんかイベントやるのかな?
やってました→こちら

 

 

光の射す方には何が?

無事を祈っていざスタートです。

 

 


前半はロードの登りが多い。
いつかはと考えているのが75の靡を辿る修行。

そうなると総距離は160kmになるのか。
やってみないとわからないですね。

 

 

 

お月様と修行門。

 

 

 

 

PM22:35 四寸岩山頂
しっかり食べた後の登りはパワーが出るので調子が良い。

 

 

 

 

PM23:20 二蔵宿
ここのすぐの分岐で大天井ヶ岳と巻道に分かれるところを間違えて直進。
リズム良く動いていたので目印が目に入らず・・・
夜間行動ではどうしても見落としがち。

 

 

AM0:08 五番関
初めて巻道使ったけど50分で来れた。
気温も10℃前後で動きやすい。
ウインドシェルを着ていたが前は完全に解放モード。

さあここから本番という感じ。
気合十分、眠気もそこそこw

 

 

 

AM1:54 大峰山寺
ここ周辺だけガスが発生していて視界不良。

夜でなんも見えない寂しい状況。
長居する理由もないので先へ進む・・・

 

 

 

 

AM2:47 小笹宿
ここまで水分1.5ℓ使い残り500ml。
ここで一気に満タンにする(3ℓ)。
ここの水場は枯れることはないでしょう。
最高の水場ですが気になる方は浄水器を。

 

 

 

 

タマゴダケモドキ?

 

 

 

 

 

AM3:09 阿弥陀の森
暗闇の中をひたすら動き続ける。光の射す方しか見えないので嫌でも集中力は高まる。まさに精神修行だわ。

 

 

 

 

眠気もありトレイルを外れることもありました。
ちょっと藪漕ぎしてルート復帰。

 

 

 

 

AM4:00 山頂!
好きな山頂は何度来ても良い。
ホンマならここでご来光見ながらハンモックでコーヒータイムでしょ。

 

 

 

 

よく見るとかなり写真が明るいですが、LED LENZERのNEO10Rは250ルーメンでこの明るさ。朝焼けも綺麗だが結構鮮明に撮影できる。

 

 

 

ちょうど行者還岳手前で日の出。

 

 

 

AM6:10 行者還小屋。
休憩なし。小屋の北側登山道へ5分の場所で給水しました。
チョロですが、ここまでで500ml消費して500ml給水して満タンに。(3ℓ)

 

 

 

この区間のトレイルがお気に入り。

 

 

 

 

理源大師像

 

 

 

AM8:00 弥山到着。
ここまでで約35km。CT20時間を12時間。60%
そこそこ良いスタートを切れたのではないでしょうか。

 

ここで前日より入山していたお客さんとバッタリ。
会社を辞めて故郷に帰る前に奥崖道はやっておきたい縦走路だと若者2人。
キツそうではあったがなんか爽やかな清々しい感じがしてとても嬉しかった。
この後頑張って3泊4日で無事踏破されました。本当にお疲れ様でした。
今後壁にぶち当たった時はこの苦しい修行を思い出せばへっちゃらさ!

 

 

AM8:56 八経ヶ岳。
中盤戦スタート。

 

明星ヶ岳〜仏生ヶ岳の区間は整備もしっかりされているが2箇所ほど崩落していて高巻き必要。

 

 

 

 

 

先日知り合いが完登した七面山南壁。
12ピッチ450m「Long Hope」シブい。

 

 

しばらく見惚れていたが、良い刺激をもらい行動を開始。
すぐ近くにある前回大変お世話になった楊子ヶ宿小屋はグループで滞在されている方がいたので通過。果たして水は出ていたのだろうか?

 

そこから仏生ヶ岳をトラバースすると次の目標、釈迦ヶ岳が見えてくる。

AM11:21 鳥の水
行者還の水場からここまで1.5ℓ消化。ここでまた3ℓに戻すがこのあたりで3ℓは多くないか?と疑問を持ち始める。

 

 

椽ノ鼻付近。

 

 

 

PM12:20 釈迦ヶ岳。
お釈迦様の隣で1ゆっくり休憩させていただきました。

 

 

その後深仙小屋で小休止。
夜露で濡れた笹でベチョ濡れになった靴下をチェンジ。
香精水はチョロチョロだが出ていた。
鳥の水から500ml消費。ここで満タン3ℓ。

 

太古ノ辻より南奥崖に。
初Go Proで何となく撮影。

 

PM16:18 涅槃岳。
以前の奥崖道の印象と今回との違いは南奥崖の登りのキツさです。
特に南は巻道が少ないので必ず山頂を通っています。
目印も多いので迷うことはありません。

 

 

 

PM17:10 持経ノ宿。
ここで水場まで400mを下って補給に行く途中で水を汲んだ登山者と出会い新鮮な水を分けていただいた。心優しい対応に感謝。
ここまで水1ℓ消費。満タン3ℓで再スタート。

 

ここから2回目の夜を迎えるのでヘッデンとウェアリングを準備する。

 

道中、平治ノ宿は閉鎖。

転法輪岳通過。

 

倶利伽羅岳辺りでGPSを見て逆走してる?変な感覚に陥り、来た道を行ったり来たりで30分ほどロス。時計の指す方角とスマホの指す方角が真逆だったことが原因。

 

 

 

PM20:20 行仙岳。
弥山から24.3km を約12時間。CTの80%とスピード落ちる。
そして始まる睡魔地獄。

 

流石に歩きながら寝そうになったので行仙宿山小屋で20分仮眠。
アドレナリンが出ているから簡単に寝れないと思ったが、一瞬で夢を見ていたような感覚。パッと目が醒めて時計を見るとアラーム30秒前。頭はすっきりしていた。

 

 

ここから笠捨山を越えて難所の地蔵岳に行くのだが、難所のことばかりを考えている前に笠捨の急登も結構キツくて夜中にヒーヒー叫びながら登りました。

 

ちなみに行仙岳から小屋に向かう道中で鹿ではない獣に出くわしましたが姿が見えないまま気配は消えました。あの呻き声は何だったんだろうか?とりあえずバカでかい声を出したのが良かったのか。何事もなく無事通過。

 

 

難所の地蔵岳で撮影が全くできず(思考回路が止まっている)でしたが何とかクリア。そこから集中の糸が切れたか睡魔にやられる。

 

道中大木にもたれながら30分の睡眠。

 

玉置山までの林道と道路が交差する区間(花折塚)では眠すぎてビビィを使用して1時間ほど仮眠。トータルで2時間は仮眠している。

 

AM5:15 世界遺産 大峯奥崖道の記念碑。

 

 

 

 

この度2回目の朝を迎える。

 

 

 

 


AM5:50 玉置山パワースポットに到着。
樹齢3,000年の神代杉。

熊野本宮大社まであと15kmほど。
水は2ℓ残っていたので給水せずにそのまま進む。

 

 

大森山山頂手前より。

 

 

 

AM7:17 大森山。
何気にこの登りも結構キツイ。

 

その後、五大尊岳、大黒天神岳を越えて下り吹越山へ。

 

次の吹越峠で大斎原が見えて撮影したい所だが、日差しが強く暑かったのでとにかく急いで通過する。バスの最終時間にも間に合うか際どかったこともある。

 

前回は鳥居が見えてから少し遠回りとアップダウンを繰り返して中々辿り着かなかったので今回は鳥居は意識せずにひたすらトレイルに集中することで、あっという間に熊野川のほとりに出た。

 

さぁー後は川を渡るだけと思いきや、水が濁っている。しかも浅瀬が少なく下が見えない。

 

水量は多くないと思うが底が見えないのが危険と判断して橋を渡ることに。
流石に最後の最後で流されたらシャレにならないので・・・

後々聞くとダムの放流があったそうです。。。

AM11:30  備崎橋近くの看板。

 

 

 


PM12:00 大斎原ゴール!
32.4km 16時間15分 CT100%

トータル距離 91.7km
トータル時間 40時間
獲得標高  7,311 D+
消費カロリー 10,786kcal

 

終わってみれば結果は目標の36時間に届かず。
八経ヶ岳までは調子が良かったが、途中膝痛にもあってペースが上がらなかった。

これで奥崖道無泊縦走の叩き台ができたので希望する方にアテンドしたいと思います。GW辺りから梅雨に入るまでの間がベストでしょう。
また企画ができたら案内します。
大峯奥崖道FKTチャレンジャーお待ちしております!

 

課題
軽量化を考えると水はMAX2ℓで良い。(季節による)
夜スタートか昼スタートかを考える必要あり。(到着時刻を予想して)
食糧は充分足りたが軽量でカロリーがあって食べ飽きないものを見つける必要あり。

最終の11:20分に間に合わなかったのが痛い!
結局紀伊田辺駅経由で大阪回りで帰りました。。。

 

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