OMM JAPAN 2020 NOZAWA ONSEN 『My Way of straightA』

OMMとは
The Original Mountain Marathon(略してOMM)は「自分自身の山岳スキルをテストする場」として1968年のイギリスで、山を愛する有志たちによって創られました。以来50年以上の間、毎年開催されているもっとも歴史ある山岳レースです。

 

このイベントはあえて気候条件の厳しい時期に、必要な装備を全てバックパックに背負い常に携行し、ナビゲーション力、セルフエマージェンシー力、判断力など、全てのマウンテンスキルを駆使して挑みます。参加者には山岳地を安全かつ正確に行動するための経験、体力、ナビゲーションスキル、野営技術が不可欠であり、まさに「山の総合力」が試されます。

 

FINISHまでの道筋は参加者各々がその時置かれた自身の状況を把握し、自分の技術、体力を見極めながら、前進するか、戻るか。時には過酷な状況下でレースをやめるか、続行するか。常に判断を迫られながら自分自身で行動を導き出します。広大な自然と真正面から対峙しながら、自分の体力、走力、極限の精神状態と向き合いながら、2 日間にわたり繰り広げられるダイナミックなマウンテンレースです。

種目は以下の2つ。

Straight:オリエンテーリング方式を取り、CP(コントロールポイント)を指定された順番に回り、所要時間を競うカテゴリー。今大会よりクラスは(上級者から)ELITE、A、Bとあり、それぞれ距離もCP配置も異なる。

Score:ロゲイニング方式を取り、一定の制限時間の中でより得点の高いCPを獲得するために自由にルートを選択しながら進むカテゴリー。約20ヶ所程度あるCPの得点は異なり(例えばCP1は30点、CP2は10点など)、正確なナビゲーションとルート戦略が鍵となるカテゴリー。

私自身の戦歴として

2015年 嬬恋 score long 30位前後?
2016年 信濃大町 straight long  失格
2017年 野辺山高原 straightB 総合27位
2018年 奥三河 straightA 失格
2019年 霧ヶ峰 車山 score long 48位

※2019年大会よりSTRAIGHT各クラスの表記をイギリスのTHE OMMで設定されているコースレベルを参考とし下記のとおり変更しています。
2018年以前A→2019年よりELITE、2018年以前B→2019年よりA、2018年以前C→2019年よりBに変更。
各クラスの難易度、レベルは昨年と変更はありません。

 

今年はオリエンテーリング初挑戦のNewパートナーを迎えてstraightAでエントリー。
過去straight種目で完走できたのは2017年の野辺山高原のみなので不安要素はあるが思いっきり攻めて悔いがなければそれで良し。

 

過去の経験を活かしつつ走れるパッキングを目指す。
ベースウェイトは4.5kg 食糧は800g 水は例年2ℓくらい持っていましたが600mlのボトル2本のみにして足らない分は沢で汲む作戦。トータルで6.5kgに抑えた。


例年キャンプ地でマイナス5℃くらいまで耐えれていたので大きな変更はないが、今年は1人テントを推奨していることもあり軽量のクロスオーバードームFで設定。←結露はあるが軽量化には必須事項。

 

 

スキー場からの眺め。

 

 

スタート前の準備。

 

 

 

スタート前の緊張の時。

 

 

 

 

スタート1分前で初めて地図とご対面。

 

 

 

紅葉した尾根を降る。

 

 

 

 

最初のコントロールはテンション上がります。
出だしがスムーズだと流れが良い気がする。

 

 

 

 

結構重要なポイント、植生界の間。

 

 

 

 

虹にほっこりした瞬間。

 

 

 

 

初日ゴール。
Day1  16th  5:39:53

下記ブルーラインが実際に周った軌跡です。

大きなミスがひとつ。
コントロール③〜④の林道と徒歩道でどっちを歩いているか混同してしまい逆方向に進むミスで40分のロス。
⑤〜⑥がこの日のハイライト。
急登を選択し最短ルートでピークへ突き進む。道中、紅葉樹の枝はしっかりしすぎてそれはもう大格闘。長い登りが延々5km続きもうお腹いっぱいでしたw

 

 

 

2日目の朝。
巣鷹湖キャンプ場いいところ。

 

 

 

 

夜はずっと雨だったので残念でした。

 

 

 

 

2日目のスタートは6:55〜7:09
今日は雨上がりのトレイルなのでさらに汚れるだろうな。

 

 

 

 

②〜③の間で水を汲む。
濾過器あるけどそのまま飲んだ。

 

 

 

Day2の核心は③〜④
激下りの激登り💦
落ち葉で滑落多数!
植生界の間を行くも実際はとても複雑な場所でした。
バディもええ顔してます。

 

 

 

④〜⑤は分岐から尾根を攻めて1059mの三角点を目指した結果・・・
見つかったけどきっつい藪でした。

 

 

⑤はピーク付近に気を取られて結構時間をロスしましたが

実際は徒歩道すぐ上がった所にあるオチ。。。

 

 

 

 

フィニッシュ前で記念撮影。
Day2  23th  6:24:25

 

 

下記ブルーラインが実際に周った軌跡です。

②〜③のコース取りで少し迂回する場面が2箇所あったのを走力でカバーするつもりでしたがあんまり走れず・・・どのルートを選べば良かったかはチャンピオンルートが公開されることを期待します。

 

トップ選手も今回のコースの特徴は『藪』だと言われてました。
最短ルートで行くと必ず広葉樹が立ちはだかったのですごい時間を取られました。

 

別件ですがここ2,3年はショートパンツで勝負してましたが藪にはやっぱりロングですね笑

straightA総合で15位。
過去5年を振り返って一番良い結果でした。
オリエンテーリングの楽しさがより感じれた大会でした。

 

開催に踏み切った主催者をはじめ地元の方々の協力、そして参加者が融合して素晴らしい大会になったと感じています。野沢とフィールドの素晴らしさを多くの方に伝えていきたいし、また冬にスキーで訪れたいですね。

 

ありがとう!OMM。

 

 

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OMM2018 OKUMIKAWA Memorandum

OMM(Original Mountain Marathon)とは、1968年から毎年イギリスで開催されている、世界で最も古い2日間の山岳マラソンレースです。このレースには定められたルートはなく、読図、ルートファインディングを頼りにチェックポイントを通過し、ゴールを目指します。

 

カテゴリーは大きく2つ。①から⑩までのチェックポイントを時間内に順番通りに通過しなければいけない「Straight」と①から⑩までのチェックポイントを時間内にどこからでも取れる「Score」。

 

また、このレースは2人1組のチームで行い、1日目の夜には必ず指定のキャンプ地で野営をするというルールがあります。そのため、選手はテント、寝袋、食料といった荷物を携帯し行動します。これらはまさに「山の総合力」を試され、選手は常に行動の判断を迫られます。

 

今回は忘備録を兼ねてどうすれば「完走」できるのか考えてみました。

今回はStraight A初参戦。

 

 

結果として両日共にクリアできず残念な結果に終わったが最高の2日間であったことに変わりはない。

 

 

反省点をあげればキリがないが、走力、装備、読図力すべての面でバランス良く鍛え直す必要があると感じている。

 

まずは走力。

 

Straightをクリアするには走れるかが大きなポイント。普段から重荷を背負って動くトレーニングは絶対必要。

 

ルートファインディングに関してはトップ選手のWinners Choice(上位入賞者)のMapを見たがやはり動きに無駄がない。※店頭で見れます。

 

道路を走って稼ぐことも重要だが、尾根道と廃道を上手く活用して流れるように動いているのがポイントで走る総距離にも無駄がなかった。

 

 

また走力に直結して関わってくるのが装備。

 

「軽く」を目標にしていましたが例年通り、食料と水を含めて7kgほど。

 

今思えば「攻めてない装備」と言わざる負えないかと。

 

昨年よりは暖かいだろうと予想していたのに装備にほとんど変化がなかったことが後半の失速につながり、特に2日目の疲労度に大きく表れたいたと思う。

 

装備に関してはこちらの記事がとても参考になりました。こちら

 

そして最後は「地図読み」の精度。

 

これは普段から地図と現場を見続けることが重要だと感じた。

 

地図上は尾根でも現場で見れば山あり谷ありがほとんど。

 

あとは距離感の感覚。

直線距離で目標まであと500mとして、まっすぐ進めれば問題ないですがそんな山道はないですよね。ピークをまいたりしていると距離感がつかめないことが多いのでそこは練習あるのみかと。

 

 

 

 

 

Day1 タイムオーバーとなった7~8のポイントの道中で。
今思えばオーバーしていてもポイント全部取りに行ったら良かったかな。

 

 

 

 

今回はHMGのREPACK使用で温かい食事をいただくことができました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年のOMMにはコテンパにやられたのでリベンジの気持ちがめっちゃ強いんですが2015年ぶりにスコアも悪くないかなぁとか思ってます。

 

また、地元の山で地図読み講習会的な事を実施できるように動いていきたいと思います。この講習でオリエンテーリングの楽しさを伝えるのと、ちょっとでも道迷いする人が少なくなれば嬉しいかな。

 

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OMM JAPAN 2017 NOBEYAMA KOGEN 備忘録。

 

2015年のOMM嬬恋はスコアロング。

2016年OMM大町はストレートロングでDNF。

そして今年のOMM野辺山はストレートクラスBでリベンジを目指す。

昨年大町のストレートでは後半のコントロールを見つけれず初日失格の悔しい思い出がある。※2日目はコンプリートできたが時間切れでした。

 

その時の反省点としては2つ。

一つは前半早く動くことを意識しすぎて休憩をせずに補給を怠った結果、早々に脚が攣った事。

もう一つは寒さ>軽さになった事。

レース開始後3時間くらいで脚が攣りだしたので、パックウェイトの影響も大きかったのではと感じています。※10kg前後背負ってた。

 

この反省を踏まえ今年の装備。

OMM2017ギアリスト

 

今後OMMレースを検討されている方にも参考になるように記録をと思いギアリストとしてまとめました。

背負う道具、着る道具、消耗する道具を別々に記載しております。

今回ベースウェイトで3,821g、消耗品で2,736gなので背負う重量は6,557gです。
シェルターはバディが担いでくれました。※HMG 540g

OMM Phantom25で挑みましたがすごく走りやすかったのが印象です。

上下動の走る動きに対して揺れないのが改めて凄いなと思いました。

体験されたい方はいつでも店主に言ってください。MYザックで体験できますので!※藪漕ぎに対する耐久性は・・・ですが。

 

野営に関しては正直言って「寒かった」です。

寝袋 in ヴィヴィが上手く行ったと思ったのですが、朝方結露で湿気ました。

ただ我慢できない寒さではなく寝てるのか起きてるのかよくわからない状況でした。

失敗は手袋で暖かい藪漕ぎに強いの探します。結局テムレスなのか・・・

 

結果的に完走はできましたが、例年と比較すると難易度は低かったように思います。皆のレベルが上っているとも言えるのでそこは素直に喜びたいですね。3年連続バディを引き受けてくれた相棒に感謝でございます。

総合27位。
Straight B
2日目のイージーミスが響きました(泣)

 

OMMの醍醐味は何と言っても「読図」です。
普段、ご自身のホームマウンテンに25000/1の地図を持って行くだけで新しい発見があって楽しいと思います。こんなルートもあったんだなどなど・・・

 

初めて参加されたお客さんと話していると、最初は楽しめたらOKだった気持ちが1日目の順位を見て「案外いける!」となって、2日目の戦略立てたり、反省会したりで上位を目指すようになっていた。終わってみれば装備をもっと軽くすれば良かったとか、次出る時はみたいな会話でもう来年に照準を合わせている感じ(笑)。

 

あと、今回使用した装備は3シーズンのテント泊装備のベースとなります。つまりこのままファストパッキングで縦走ができるんです。食料やスリーピングギアをもう少し充実させる事も可能ですし、一泊二日の距離も見直すことができると思います。気温に対しても自分はこの気温で寝る事ができたなどメモを残しておくと次回に活かせると思います。

 

今後はファストパッキング装備のご相談やハマると楽しい読図の講習会等も実施していきたいと思っていますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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OMM JAPAN 2016

今年は素晴らしい天候で開催されたOMM信濃大町。

昨年のスコアロングの経験から山を走る事の楽しさを知り、今年は本格的にトレイルランニングのレースに参戦。

ミドルの大会を2本(奥三河・kobo)完走できたことで自信につながり今回はストレートロングでの出場を決めた。

バディも同じようにマウンテンランナーとしての経験を積み大会に出だしていたのでいいタイミングでの参加だったと思う。

結果は初日ポイント9/14しかクリアできずに失格(この時点で完走はなくなる。)

あれこれ準備していき作戦も考えていたものが全く機能しなかった。

補給を怠り脚痙攣で足を引っ張る形になってしまった。これが大きな反省。

2日目も昨日の痛みがありキツイ状況ではあったが何とかコンプリート。

ただ、制限時間を2分オーバーしてしまい結果を残せなかった。あまりにも景色が良すぎたもので・・・
2016-11-13-15-02-23今回ではっきり解ったのは「地図読みの精度」。正置での少しのズレがコントロールではすごい大きな差になってしまう。

谷のずれ、尾根のずれなんかはしょっちゅうだったので、普段の山行から1/25000地図を用意して等高線から山容がイメージできるようにしていきたい。

あと、荷物の軽量化はもちろんだが7,8kgを背負って走り続けれる走力・・・・

とかなりストイックな表現になりましたが、山岳スキルを身につける良い機会だと思いますし、何より「山好き」にとって縦横無尽に山を駆け巡るなんて楽しくて仕方ないと思いますよ。

※2人で急登時に「やっぱ山最高や!」って何回言ったことかw

2017OMMの開催場所はすでに決定しているみたいなので(※正式発表はまだ)楽しみに待ちたいと思います。※近畿初開催とかやったら嬉しいのに・・・

今回の企画・運営してくださったOMMクルー、参加メンバーありがとうございました!

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2016-11-12-12-07-57

 

 

2016-11-13-15-02-31

 

 

2016-11-13-15-07-30

 

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